独自視点でレビュー! フジフィルムの誇るレッドバッジ標準ズーム XF16-55mmF2.8 R LM WR
みなさんこん○○わ。
いつもマイナー機材ばかり紹介している私です。
が、今回はそれほどマイナーではない?機材の紹介です。
でも、最近ではグリップの大きいX-H1の発売により、XF16-55mmと組み合わせている人も多く見かけるようになりましたが、それまでは比較的コンパクトなXシリーズにおいては、単焦点を組み合わせている人のほうが多かったかもしれませんね。
そういう意味で?、マイナーな機材の紹介、という事にしておきます。
<ポイント>
・レッドバッジ!
・ピント面の解像が半端ない。
・防塵防滴。
・でかい、おもい。でもAFは早い。
公園にあった、昔の都電(路面電車)をパチリ。
フジフィルムの発色と相まって、しっかりくっきり撮れています。
でも、開放で撮っているため、手前の線路などは若干ボケています。
F8ぐらいまで絞って撮れば、びっちり解像していたかもしれませんが、私はあまり絞らない(風景とかスナップとかあまり撮り慣れていないし)ので、こんな結果でした。
続いて都電の室内。
質感が良く撮れています。もっとも、発色はフジフィルムのカメラ側のよさかもしれません。ピントを合わせているノッチ以外は、うっすらとボケています。
つづいて、慣れない風景撮り。どうしていいかよくわからないまま、適当に絞って撮っています。構図もいまいちを通り越して、いま二ですが、お許しを。
今度はいつものリス撮影。標準大口径ズームとはいえ、このぐらいまでなら近接撮影ができます。最大撮影倍率は0.16倍とのことですが、手のひらサイズのニホンリスがこのサイズに写せれば十分です。
なおここまで寄って開放絞りで撮っても、背景は完全には飛びません。
また背景ボケもそれほど綺麗ではないので、後ろがゴチャゴチャしたところで撮ると、上のように残念な感じになります。
こちらもニホンリス。画面端の丸ボケはなんとかレモン型にはなっていません。
こちらもリス。背景に棒状のものがあると、背景ボケが若干汚くなります。
ピントについては、目にピントを合わせていますが、もはや単焦点並みの解像感です。おそらく解像感を重視したレンズなのかもしれません。
NikonのDXフォーマット用17-55mmF2.8Gとは対照的な気がしました。
続いて人物撮影。いつもの子供ですが。
目線は消してしまっていますが、まつ毛までバリバリ解像しています。
光の関係で、うまく立体感が出ていて、私は好きな写真です。
発色も肌の質感も申し分なし。さすがは大三元レンズというところでしょうか。
こちらは手前ボケのサンプルに。
背景ボケは場合によって少しうるさいですが、手前ボケは綺麗にボケています。
手前に花を入れたりすれば、良い写真になるかもしれませんね。
続いて、若干暗めのシュチュエーションで。暗部もしっかりと写せており、性能の高さがうかがえます。
【感想】
冒頭にも触れましたが、AFも早く、防塵防滴なので、絶対に失敗せず「及第点」が欲しい時には便利なレンズです。
ただフジフィルムは優秀で安価な単焦点レンズがそろっており、やはり各焦点域では、単焦点のほうが抜けもボケも良く、XF16-55の活躍の機会が少なくなります。
私は現在のカメラがX-Pro2なので、バランス的にも、オシャレ重視な見た目的にも、このレンズは使いづらいです。
しかしX-H1のような一眼レフ風のがっちりしたボディ・グリップであれば、このレンズを活かせること間違いなしです。
きっと、嵐の中でも雪の中でも、結果を出してくれるはずです。
ちなみに私は、X-T1のノーマル状態ではバランスが悪く、X-T1に革ハーフケースの状態でも微妙にバランスが悪く、最終的には純正のラージグリップをつけている状態での使用が、一番しっくりきました。
▼X-T2での子供スナップ撮影を行った時の日記はこちら
付属フードがプラ製(一応花形)なのが残念なところ。せめてもう少し質感が高ければ、と思いつつも、実用重視ならばこのほうが良いのかもしれませんね。
FUJIFILM 標準ズームレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2015/02/26
- メディア: エレクトロニクス
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