独自視点で比較! Nikon D500 ・ Panasonic G9Pro ・ FujiFilm X-T3 動体撮影の感想 ~アバウト版~
まず最初に言い訳しますと、全く同じ条件での撮り比べはしていません!
ですが、日常的に持ち出して、何度も「鉄道」「ニホンリス」「子供」を撮っているときに感じたフィーリングから、それぞれの差を書いてみようと思います。
張り付けた写真はあくまでもそれぞれの機種で撮影した「サンプル」です。
なお、あくまでも私の「感覚」「使い方」による感想なので、参考にされる方は、8割引きぐらい割り引いて見てください。
【鉄道撮影】
◆D500
D500で鉄道撮影の際は、AF-C+3Dトラッキング、10コマ秒で撮影していました。
複数点やグルーピングが一般的かもしれませんが、NikonD3時代から3Dトラッキングでの撮影に慣れていたので、D500でもそうしていました。
AFポイントが全面になったため、上記のように画面外に外れていくパターンでも、AFを合わせ続けていってくれます。
◆G9Pro
G9Proでは、トラッキングが微妙(広範囲に合わせ始めて、ボディ側面を狙ってしまう場合あり)なので、AF-C+カスタムで全面が右端に来るあたりの9点をセット、9コマ秒で撮影していました。
◆X-T3
X-T3では、トラッキングが従来機種よりかなり使えるようになったため、AF-C+トラッキング+6コマ秒(ライブビューが使えるギリギリの速さ)で撮影していました。
■比較
鉄道の斜め全面狙いでは、D500の圧倒的なガチピン印象が強いです。
G9ProはAF-Cが(見えない)レベルで迷う場合があり、コマ速が出ていない印象が強いです。
X-T3は従来機よりもピント追従はかなり良くなりましたが、実際に後から画像を見ると、ピント外しがそれなりにありました。
もし、絶対に撮りたい臨時列車が1回だけ目の前を走る場合、上記3つの機材が選べるなら、私は「D500」で撮ると思います。
しかし、荷物をできるだけ少なくする必要がある(子連れとか、旅行とか)場合や、超望遠で気軽に撮るor超望遠で低速シャッター切りたい(LED表示幕対策)ならば、「G9Pro」を選択します。
【子供撮影】
◆D500
D500で動体の子供を撮影する際は、9点AF+AF-Cか、3Dトラッキング+AF-Cで撮影しました。3Dトラッキングで顔を狙うと、極稀にAFが全く関係ないところを追従してしまうため、失敗を避ける場合は9点を選んでいました。
全面AFの顔認識は、ヘルメット被っていると殆ど外れていた感じです。
◆G9Pro
G9Proの場合、顔認識+瞳認識とAF-Cで撮っていました。
かなり遠距離で、ヘルメットを被っていても、顔認識が働きます。
9コマ秒にしていました。
◆X-T3
X-T3でも、顔認識+瞳認識とAF-Cでした。ライブビューで見たいので、6コマ秒で撮影していました。
■比較
子供の動体撮影において、顔認識を行うのであれば、G9Proが圧倒的に認識も早く、ガチピンで撮れている印象でした。
またX-T3も顔認識+瞳認識を売りにしており、それなりに早くから認識するものの、実際に後で画像を見ると、微妙なピンボケが存在していました。
D500については、顔認識機能はある(ライブビューではなく、91Kセンサによる)ものの、やはりミラーレスレベルでの認識は難しく、AFポイントを地道に選ぶのが一番でした。
もし絶対に撮り逃せない運動会での子供撮影がある場合で、上記3つの機材が選べるなら、私は「D500」で撮ると思います。
ただし脚立か超早朝からの場所取り等、必須。なにせ光学ファインダーを覗きながら撮る必要があるので、撮影場所確保が重要です。
脚立を持ちたくない、超遠距離からも撮りたい、前に立っている父兄の「頭の上から、バリアングル液晶を下に向けて撮りたい」などの場合は、「G9Pro」で行きます。
そんな姿勢で撮れるのか、と思われそうですが、撮れます。G9Proの顔認識+コントラストAFなのに尋常じゃなく早いAFは、9コマ100%ではないものの、かなりのガチピンで撮れます。
多分、バランスを考えると、普通の人はG9Proのがおすすめですね。
ちなみに私は、脚立持ち込み+D500で高いところから撮りました。
【リス撮影】
ちなみに、X-T3はリス撮影には使う前に手放してしまったので、D500とG9Pro比較です。
◆D500
リスは本気で動く場合、非常にすばしっこく早いです。
D4+大三元レンズでも、本気で動いているリスは撮れません。
D500では、私のお約束の、3Dトラッキング+AF-Cで撮影していました。
9点などを使うと、目にピントが合わず鼻にピントが来てしまい、目がボケてしまうので、3Dトラッキングで目を狙うか、1点AFで目を狙いました。
◆G9Pro
G9Proでは、1点AFだとAFが微妙に合わせづらかったので、大きめの1点AFで合わせていました。トラッキングだとAF枠が大きすぎ、体とか尻尾にAFが来てしまう場合があるため、避けました。大きめのAF枠だと鼻にピントが来てしまう場合がありましたが、被写界深度の関係から、それほどナーバスにならずに大丈夫でした。
◆比較
リス撮影(少しの動きあり)の場合、D500のAF-Cは完全に追従、G9Proの場合はやや迷いありの印象でした。
1発目のAFはG9Proが爆速(D4+大三元より速い感じ)ですが、その後の追従が若干怪しいです。
もし1年に1回しかリスが撮れない場合で、上記3つの機材が選べるなら、私は「G9Pro」で撮ると思います。
1枚を撮るならば「D500」が確実ですが、かわいいリスは必ずしもD500で撮りやすい場所には立って(座って)いません。
その際に、G9Proのバリアングル+爆速AFがあれば、「一番」の写真を撮れます。
地面で立ち姿勢のリスとか、D500で撮る場合は這いつくばる必要があります。
以上、ほとんど誰にも響かなさそう(参考にならなそう)な比較ですが、今後も過去使用した機種や今使っている機種での比較記事を書く予定です。
鉄道撮影をG9Proで行った際の感想を日記にしました。
D500。だんだん値段がこなれてきたので、そろそろねらい目ですよね。
私はこれを使っていましたが、安い割には質がしっかりしていたので、良かったです。
純正や有名メーカー製はちょっと高すぎる気がする。
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D500のホットシューカバーはこれにしていました。
D3などのフラグシップ機についてくる、ホットシューの上部丸ごとをカバーしてくれるシューカバーです。 普通のプラ製のシューカバーは、シューのサイドレールが丸見えになりますが、こちらはレールごと完全に隠れます。
フラグシップ&プロ機という気がします。
G9Proはこちら。私は発売初日に買ったので、激高でした。Panasonic製品は、やっぱり数カ月すると値落ちしますよね。いまが買い時かもしれません。
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X-T3はこちらです。私はご祝儀価格時点で買いました。
液晶ガラス保護はやっぱりこのメーカー。安くて高品質。私は色々な機種で使っていますが、今のところ一度も失敗していません。
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