独自視点でレビュー! FujiFilm XF90mmF2 作例・サンプル
寄れる、ボケる、しかも丸ボケ綺麗!という触れ込みで登場したXF90mm(少なくとも私はそう理解した。いや、曲解か)。
APS-Cで90mmと言えば、タムロンマクロの90mmぐらいしか思いつかなった私。
フルサイズで135mmと言っても、当時使ったことがあったのが、Sonnar135mmF1.8だけだったので、「ほんとにボケるの?」と、少し疑いながら購入。
いや、寄れました、ボケました、丸ボケ綺麗でした。
(2019/2/13)ムラバック使用の子供ポートレート、リス写真を追加しました
【作例とは言えない程度のサンプル】
フジフィルムX-T1+XF90mmF2
小動物(手のひらサイズ)のニホンリスに、ここまで寄れます。
マクロレンズを、過去買っても使いこなせずに、毎回ひと月で売り払ってしまった私には、この程度の近接性能で十分でございます。
フジフィルムX-T1+XF90mmF2
子供の動きも遅いですが、AFは早いです。
感覚的にレッドバッジのXF50-140mmF2.8よりも早いです。
線路際で鉄道撮影(換算135mm)を試したことがありましたが、それなりに追従していました。見せれるほどのサンプルではなかったので、割愛しました。
フジフィルムX-T1+XF90mmF2
少し離れるとこの程度のボケ味。
口径から考えると56mmF1.2とかとほぼ同じなので、フルサイズ135mmF2.8ぐらいのボケ感です。
どちらのレンズも、このぐらいの距離だと背景全飛ばしは難しいですね。
写真館のような場所で、ムラバック前で撮影。
子供のプニプニ肌と、つやつやくちびる、背景ボケの綺麗さが際立っています。
しっかりと撮れる環境がある場合は、ポートレートレンズとして神ですね。
こちらはリスのポートレート。
目にピントを合わせていますが、ピント面と後ろのボケ具合が凄いです。
寄れるので、背景を飛ばしやすく便利です。
花とかは撮ったことないのですが、きっと撮ったらすごくきれいに撮れそうです。
【感想】
ポートレートの場合、換算135mmはそれなりの距離で、被写体から離れます。
結局現在は、ポートレート撮影はXF56mmF1.2を利用しています。
すると、XF90mmF2の出番は、「小動物に近づいて撮りたい」や「防塵・防滴ボディと組み合わせて、雪や雨の中撮影したい」とか、「超速AFを活かして、何かを撮りたい」時しか使わない気がします。
でも、50-140mmとか持ち出すほど大げさにしたくないけど、55-200や18-135だとちょっとボケとキレがなぁ、なんて時に、そんなに大きくなく・潔い単焦点であるこのレンズの出番かもしれません。
(一回手放してますが、上記を言い訳に、買いそう。いや、買わないかも。)
意外にレビューが少ないこのレンズ。それほど売れていないのか。確かに換算135mmしか撮れない単焦点なので、使い方に困りそうだから手を出さない人は多そう。
だけど、近接性能などを考えると、結構色々なものが撮れます。