独自視点でレビュー! FUJIFILM X-Pro2 と XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OISで鉄道撮影
みなさんこん○○わ。
いつもマイナーな機材ばかり紹介している私です。
さて今回は、鉄道撮影の現場では見かけたことがない組み合わせ、X-Pro2とXF55-200mmでの鉄道撮影です。
だいたい鉄道撮影しに行くと、NikonかCanonのデジタル一眼レフばかりで、ほとんどミラーレスは見ないですよね。
そんな中、さらにX-Pro2なんて見たこと無し。
Made in Japanレンズです。最近Xマウントは日本製以外も増えてきていますが、このレンズはまだまだ日本製。
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2013/05/25
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
そんな、「鉄道撮影には向いて無さそうな」このカメラとレンズで撮ってみました。
<ポイント>
・手持ち派の人は秒3コマモードがおすすめ
・コントラストAFにならないようにゾーンAF枠で位相差部分のみを利用
・EVFで構図もしっかりと。
では早速、いつもの作例サンプルとともに感想を。
各駅停車で徐々に減速するシーン。
通過列車の時の設定そのままなので、1/2000で撮っています。
AF-C、ゾーン枠中で位相差AFポイント内右寄りを設定。
秒3コマモードを選んでいるので、ライブビューでほぼリアルタイムの映像を見ながら撮影。
秒8コマだと、後画像となるため、かなりカクカクして構図が維持できない。
三脚で撮る人は大丈夫かもしれないけれど、ホームや線路際では三脚は使わず手持ち主義なので。
つづいてこちらは急行列車なので通過。
設定は先のどの各駅停車と同じ。
こちらは特急列車。
設定は先ほどと同じ。
両数が短いため、後ろも切れずにばっちり入りました。
が、この編成は唯一のLED車なので、愛称版が文字切れしてしまっています。
さすがに200mmで1/125とかは被写体ブレしてしまうので諦めました。
つづいて急行。フィルムシミュレーションのプロネガを鉄道に使ったらどうなるんだろうと、設定して撮ってみた一枚。
何となくクラッシッククロームのような、若干淡い色になりました。
つづてい別の場所で撮影。
少しだけ暗くなってきましたが、AF-Cはしっかり追従。
またゾーン設定のおかげで、迷いもほとんどありません。
他の列車で試しに1点AFで試したら、いきなりピントが合わず、迷ったまま通り過ぎてしまいました。
やはり安全のためにもゾーンAFは必須かも。
こちらは動体ではないですが、スナップ的に撮影。
LAIMO君。もう少しでお別れ?
こちらは何気なく撮ったもの。
XF55-200、背景ボケがそれなりに綺麗ですよね。
リスとか撮ったら、綺麗にボケそうな予感です。
【感想】
動体AFで、迷ったら最後、そのままピント抜け&迷って終わりのレンズ、というイメージが残っていたXF55-200。
描写はいいけれど、LMレンズなのになんでAFが?というところもあり、動体向きではない印象でした。
しかしX-Pro2のAFでも、位相差部分を意識して使う事と、ゾーンAFで他のAFポイントでも助けることで、ピント抜け&迷って終わりを防ぐことができ、結果として普通の鉄道撮影では十分に使えることが分かりました。
もちろん、AFなんて使わず「置きピンで撮る」のならそんな悩みはないでしょうが、手軽に絞り開放で撮るなら、やっぱりAFです。
しかもピントが浅いので、AF-Cで常にピントが合っていることが重要。
今回の(AF-Cでの撮影)結果は、十分なものでした。
動体といえばX-T3ですが、X-Pro2で迷っている方、この程度のAFならばできますので、「質感」や「デザイン」でX-Pro2を選んでも大丈夫ですよ!
なおAFと、迷ってからの戻りが速いXF50-140mmF2.8であれば、もっと余裕で簡単にバリピン撮影を量産できるかもしれません。
こちらは X-T3との比較日記です。
あれ?値段がまた高くなりましたね。私は一番安値の時に買ったかもしれません。
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2016/03/03
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (2件) を見る
こちらのムック、まだ買っていませんが、欲しいです。もう一冊のムックはすでに所持。