独自視点でレビュー! 今さら?いえいえ、Nikon Ai AF-S 300mm F4Dって、旧型だけどすごくいい。
みなさんこん○○わ。
毎度マイナー機材の紹介ばかりしている私です。
さて、今回はNikonのAiからAF-Sへの過渡期レンズ、Nikon Ai AF-S 300mm F4Dのご紹介です。
<ポイント>
・旧型ですがまだ新品売っています
・旧型ですが性能はぴか一です
・見た目は寸胴かつ長い
・近接性能も遠距離描写も十分
・AFも激速
フルサイズセンサー+300mmですが、ここまで寄れます。
近接性能はかなり高く、それでいてピント面は超解像、ボケは自然で綺麗です。
F2.8でなくても、背景は完全に飛ばせます。
AF-S70-200mmF2.8を使っていたこともありますが、近接性能で勝り、抜けもよいため、リス撮りではもっぱら300mmF4Dを使っていました。
続いて鉄道撮影です。
フォーカスリミッターがついており、リミッター(近接側を制限)をOnにすると、AFが迷った際も直ぐに復帰します。
元からAFは超速なのですが、リミッターを入れると、さらに迷いからの復帰も早くなり、鉄道撮影では絶対にピントを外さなくなりました。
フルサイズですと300mmではギリギリ編成写真も圧縮されすぎず、自然に見える写真になります。また絞りまくらなくても、画面周辺まで画質が均一なため、ズームレンズにありがちな「先頭部の窓はくっきり写っているけれど、右下のスカートの端辺りは、若干流れ気味」とか、皆無です。
続いても、鉄道写真。
暗部まで潰れずに写っているのは、レンズの性能ではなく、D4のおかげかもしれません。背景の抜けも綺麗に撮れるため、青空の場合はスッキリ気持ち良い写真になります。
こちらはD3で撮りました。手前ボケに菜の花を入れていますが、手前ボケも自然で綺麗です。手前ボケを活かし、主被写体を奥に持ってくる構図でも、使いやすいレンズです。私はあまり手前ボケは使っていませんでしたが。
続いて、APS-Cカメラとの組み合わせ。最新のD500です。
もちろんAFの爆速は変わりませんが、AFポイントが画面全体に来ているので、3Dトラッキングで運転席付近を狙った場合でも、画面外に抜けるまで追従し続け、すべてピントが来ます。
同じくD500でのリスです。
1.5倍されるので、近接性能はもはやハーフマクロ並みです。
手のひらサイズのリスが、ここまで大きく映ります(トリミングしていません)
ピントは目の位置ですが、それ以外の場所が自然にボケており、主被写体だけを目立たすことが出来ています。
こちらもD500と組み合わせ。
D3とD4は縦グリップ内蔵なので、寸胴レンズでも持ち運びやすかったですが、D500は縦グリップ装着しないで使っていたため、レンズが大きくバランスが悪かったです。
D500の場合は、前回ご紹介のAiAF180mmF2.8がバランス的にも、重さ的にも、描写的にも良い感じでした。
【感想】
私のフルサイズカメラでのリス撮影では、一番活用頻度が高かったレンズです。
フルサイズでは300mmF4D、APS-Cでは180mmF2.8Dが、組み合わせとしてしっくりきていました。
動きの速いものを撮る場合は、前者の組み合わせ、コンパクトに持ち運びたいときは後者の組み合わせで持ち運んでいました。
皆さまのカメラのセンサーフォーマットに合わせて、どちらか使われてみてはいかがでしょう!
(過去の写真を見ていたら、またD3+300mmF4Dが欲しくなってきました。。。まずい)
新品在庫があるうちに、おすすめです。新型よりもかなり安いです。
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▼その後、D4sとともにAiAFS300mmF4Dを使って撮影しています。