私はなぜフルサイズを手放して、APS-Cの富士フィルムXシリーズを使っているのか。
みなさんこん○○わ。
いつもマイナーな機材ばかり紹介している私です。
さて今回は、なぜフルサイズセンサーのカメラを使っていた私が、すべて手放してマウント替えしてまで富士フィルムXシリーズを使っているかの話です。
カメラ沼の住人なのだから、理由さえあれば、どんどんマウントを追加したり入れ替えたりはしますが、さすがにNikonの誇るフラグシップ機を手放してまで買うにはそれなりの理由があるはずです。
<ポイント>
- 子供連れで荷物が多くなったのでカメラ機材を小さくしたかった
- 子供連れで荷物が多くなったのでカメラ機材を軽くしたかった
- 物理的に重いレンズ/カメラだと子供への攻撃力が半端ない
- TPOに応じてライブビュー撮影をストレスなくこなしたかった
- 父兄の前でゴツイカメラを出すと、若干引かれた
- RAW現像に疲れた
- レンズが高かった
- 上を見ればキリがない(高いお金を出せばいいレンズがいくらでも買える)
【機材を小さく・軽く】
ではまず、機材のサイズと軽さです。
まだまだ重い荷物は運べる年齢ですが、子供連れで持ち運べる荷物は限られます。
カメラバッグを2個とかありえないので、大きめのリュックに子供の荷物+自分の荷物+カメラ機材を雑に入れることになります。
さすがにNikonのフラグシップ機+便利レンズ(と言ってもF2.8標準ズーム)+単焦点でももういっぱいいっぱい。
予備ボディとか持てません。
一時期、サブボディやメインとしてSonyのα7(初代)を持ち運んだこともありましたが、雑に鞄に入れるには少し怖い華奢さがあったので、結局そんなに持ち運べず。
その点、FUJIFILM含むAPS-C機はレンズも含めて小さいので、バッグに色々入れることが出来ますし、バックアップ用の予備ボディも余裕で持って行けるのです。
【子供への攻撃力が半端ない】
あるとき、NikonD3+大三元望遠ズームレンズが、子供の顔面にヒット。
というか、フラフラしていたうちの子供が、よそ見しながらぶつかってきたわけですが、超大泣き。そして超たんこぶ。
子供の頭も結構な石頭ですが、それを超える堅牢性。超鉄鏡筒。
やばいです。もはや凶器です。鈍器です。
もちろん、機材は堅いほうが何かの際に安心ですが、重いと、それだけ慣性重量があるので攻撃力が高くなります。
そして大きいと、ヒット率が上がります。
その点、FUJIFILM含むAPS-C機はレンズも含めて軽量。
もっとも、FUJIFILMのレンズは重めのものがあるので、SONYのAPS-Cのほうが軽めではあります。ただし堅牢性は何とも言えないけれど。
【ライブビュー撮影】
これはもう、ミラーレス機の圧勝です。
NikonD3やD4のライブビューなんて、おまけ機能です。
D500+高速レンズでも、ミラーレスの足元にも及びません。
常にベストな立ち位置を確保したり、常に脚立などを持って行ける、精神力の強い方or幸運な方なら良いですが、小市民の私にはそんなことできず、ちょっとした隙間などを狙って撮ることもあるわけです。
それでも、我が子のベストショットや、リスなどのベストショット、鉄道のベストショットを撮りたい気持ちは人一倍。
そんなとき、ストレスなく撮れるライブビュー撮影は必須なのです。
また大抵のミラーレスは「顔認識」や「瞳認識」のAFがついており、顔AFを前提とした自由な構図を「簡単に」撮れます。
これをデジタル一眼レフでやろうとすると、AFポイントをせわしなくジョイスティックで動かすか、位相差AF内で収まるようにトラッキング使うか等、かなり操作が多くなります。
まぁこれについては、よっぽどイケてないミラーレス以外は、どれもデジタル一眼レフカメラを凌駕しているとは思います。
人物撮り最強ライブビューは、今でもpanasonicG9Proだと思っていますが、FUJIFILMのXシリーズでも、5歳と2歳の息子のAF-C顔認識撮影ぐらいなら、余裕でこなしてくれます。
【父兄がドン引き】
鉄道撮影の現場などでは、圧倒的な威圧感で、あわよくばベストポイントを譲ってもらうことすらできる、デジタル一眼レフのフラグシップ機+大口径望遠レンズですが、幼稚園などの学校行事では、父兄ドン引き間違え無し。
噂では「学校行事には白レンズがいっぱい」とか聞いていましたが、そんなのは1~2人。それ以外はみんなビデオカメラかスマホか入門用一眼レフ+廉価望遠ズーム。
フラグシップ機なんて持っていると、白い目で見られました。
じゃあ、みんなと同じようにエントリー一眼レフや、普通のミラーレスで良いじゃないか、と思われてしまいますが、「オシャレな父親」を装いたいじゃないですか。(私だけですかね)
そんな時、FUJIFILMのクラッシックなたたずまい、完璧なんです。
素人が見たら、どう見てもフィルムカメラです。
玄人が見ると、「渋いデジカメ」です。
どっちに見られてもラッキー。
【RAW現像が疲れた】
もしかすると、NikonD500のポートレート設定はかなりASTIAの発色に近づいたので、NikonD5を使っていたら、この悩みは無くなっていたかもしれません(笑)
なのですが、D3やD4のノーマルJpeg発色では、黄色人種は黄色人種のまま、見た目通りに写ります。
証拠写真としてはいいのですが、「印象的」に撮りたいじゃないですか、親的には。
頑張ってアドビのLRなどで現像していたりしていた時期もありましたが、RAWのファイルサイズ大きい=HDDをしょっちゅう買い足し、RAW現像しなければいけない=時間が余計にかかる、で、子育てパパにはつらくなってきました。
FUJIFILMのJpegは、そのままで十分印象的に写るので、楽なんです。
「あっ、今日は3000枚も撮っちゃったけれど、家で編集面倒だなぁ。。。。」という、家族イベント帰りの絶望感から解放されるわけです。
ちなみに、SONYのαは若干寒色で、Panasonic(G9ProとGX7Mk3)はそれなりに良かったですが、やはりFUJIFILMのASTIAが私は好きです。
【レンズが高かった】
大三元レンズを新品で真面目にそろえようとすると、高いです。フルサイズ。
20万+30万とか。意味わかんない。
「イケてる」単焦点も、すべて15万円超コース。
カメラ本体と合わせて、100万円は軽く超えます。
それが怖くなってきました。
そして、そんな”資産”を気軽に持ち出せなくなりました。
(傷害保険の携行品保証もそんな額は保証してくれないし)
持って行く機材の合計額が30万円以内であれば、何かの際も携行品保証が効くので、気持ち的にも安心できます。
その点でも、FUJIFILMのXシリーズは、「ちょうどいい価格帯」なんです。
そして値段の割に高級感もあって、「どや」感もあるので、妥協した機材のように感じさせないのが良いです。
【上を見ればキリがない】
最近では200mmF2が出ちゃったので、上を見たくなくなりましたが、この間までは一番高いレンズでも買えそうだし、すべてのレンズをそろえることも、小市民にできそうだったFUJIFILMのXシリーズ。
それを有名デジタル一眼レフのメーカーでやってしまうとあら大変。
飯田のいい家が一軒建てられそうな金額になってしまいます。(土地なしで)
そういう意味では、沼にはまりつつも、人生を棒に振らない程度で納められるので、FUJIFILMのXシリーズは庶民向けなのです。
そんな各種の言い訳から、フルサイズ・フラグシップを手放し、今はFUJIFILMのXシリーズで満足しています。
<最後に一言>
- 誰でも持っているフルサイズ
- 初心者の敷居も低くなったフルサイズ
- 猫も杓子もフルサイズ
- 雑誌もCMもフルサイズ
みんな持っててつまらない。
- みんなと違う、富士フィルムの「X」シリーズ、いかがですか。
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