マウントアダプターを利用して安価に始めるデジタル中判カメラGFX50R(作例あり)
みなさんこん○○わ。
いつも節操なくカメラを買っている私です。
さて今回は、GFX50Rに中判用カメラレンズを取り付けて、子供撮影と鉄道撮影を行ってきた話です。
清水の舞台から飛び出して買ったGFX50Rですが、望遠レンズも買ってしまうと家計が破綻しますので、元から望遠レンズはマウントアダプター経由を考えていました。
今回、ディスカバーフォトで売られていたフォトディックス製のマミヤ645レンズ-富士フィルムGFXのマウントアダプターを購入したので、さっそく試し撮りしてきました。
▼昔、マウントアダプター遊びを始めたころ、同社の製品を多く使った記憶があります。いまだに色々な種類のマウントアダプターを扱っているのが素敵!
あっ、なぜか気づくとマミヤの645レンズがあったのは、いつもの不思議です。
<ポイント>
- GFX50Rの望遠レンズ、どれも30万円コースだよね
- 高いお金かけて純正レンズ買っても、コントラストAFで動体つらいよね
- ならMFレンズでも歩留まり変わらないんじゃ?
- そういえば中古の645レンズって恐ろしいほど安価に売っているよね
- ペンタックスもコンタックスもマミヤも色々あるけれど、私は昔使っていたマミヤが使いたい
- マミヤ645とGFXのマウントアダプターって、なぜだかあまり見かけない
- 関東にあるディスカバーフォトで在庫あるらしい
- 即納だった。気づいたら買っていた。
- 届いて試した(いまここ)
では早速、いつもの開封画像から。作例は後半です。
ディスカバーフォトで購入して、届いた袋を開けると入っていたのがこれ。
フォトディックス製のマウントアダプター。
ディスカバーフォトのHPを見たら、安価な1万円ちょっとのマウントアダプターもあったけれどそちらは品切れ中。
倍の値段で躊躇したものの、親切な店員さんから「つくりが違うから、高くてもおすすめ!」的なメールもいただき(かなり端折って記載しました)、しかもこちらの懐事情を鑑みて少し値引き(2千円ぐらい?)してくれたので、購入!
★ちなみにディスカバーフォトさんに、このブログ(私のブログ)を見てきた!といえば、少しお値引きしてくれるそうです!
http://www.ne.jp/asahi/discoverphoto/co/dpc/main.htm
ソフトケースの中には、袋に包まれた綺麗なマウントアダプターが。
当然、全金属性。
変なバリとかもなく、しっかり、しっとりとした手触り。
ここ最近、マウントアダプターなんて数千円のものしか使っていなかったけれど、このお値段(中判というサイズ感もあり)も納得。
しっかりとした三脚座付き。
GFXは全マグネシウム合金製とは言え、三脚使用時にあまりマウント部に負担をかけたくないので、三脚座付きはありがたい。
実際、三脚は使わない場合が多いけれど、この間520mm手持ち(笑)の時に、一脚があったら便利だったので、一脚利用時にいい感じかと。
念のため、安いマウントアダプターだとありがちな、内面反射のチェック。
内側に起毛はないけれど、しっかり細かい溝が掘ってあり、内面反射は対策していそう。
過去、安いマウントアダプター買った際に、鉄道撮影のヘッドライトでの内面反射に悩まされ、自分でペイントした記憶があり。
さすがに自分でのペイントは、センサーやシャッターユニットが汚れそうで怖いので、今回のマウントアダプターはお値段相応でしっかりしていて安心でした。
組み合わせるマミヤレンズはこちら。
300mm(換算240mm)と、210mm(換算168mm)。
まぁ鉄道撮影には適度な距離感。
こちらがマミヤ645セコールC210mmF4とマウントアダプターを組み合わせた感じ。
メタルメタルしい感じで、カッコいい。
ちなみにこの210mm、A:美品クラスを7000円程度で買いました。
本当に新品のような綺麗さで、ビックリ。(実用品レベルだと4000円ぐらいで手に入ります)
マウントアダプターとの接続は、最初の1~2回はかなり固めだったけれど、慣らしたらちょうどいい感じのピッタリ装着できるようになりました。
カメラボディ側もぴったりで、全く遊びがなく、快適操作です。
安いものだと微妙に遊びがあったりして、MFし辛いこともあるので、このピッタリ感はうれしいかも。
続いてこちらはマミヤ645セコールC300mmF5.6
一部クモリありのC:並み品でしたが、クモリは本当にレンズの縁だったのと、どうせF8まで絞りそうだし、そもそもGFXは645サイズじゃなく4433サイズ(笑)なので、レンズの端っこは関係ないと諦め。
その代わり5000円弱で購入です。外装は綺麗でした。
こちらがGFX50Rとフォトディックス製マウントアダプター+マミヤ210mm
支えなくてもマウントアダプターの三脚座でバランスとっているので、ちょうどいい位置に三脚座が来ています。
続いて300mm。こちらは若干バランスが前よりだけれど、そーっと置くと、三脚座の位置でバランスが取れました。
横から見るとこんな感じ。
ボディ及びレンズの下面に少し隙間ができるので、三脚使用時は取り回しがよさそう。
<実写編>
ということで、実写してきました。
いつもの通り適当に。
こちらはセコールC210mmF4。F4と侮るなかれ。実質168mmレンズなので、結構近くから写すことになるので、かなりボケます。
そして、激安中古レンズとは言え、物理レンズ数の少ない「単焦点」なので、抜けの良さは最高!慣れないMFでアタフタしていて、少し水平取れていないのはごめんなさい。
こちらもセコールC210mm。この距離でポートレート撮ると、背景は完全に背景色になります。ちなみに睫毛がバリバリ解像していますが、プライバシー保護のため黒塗りすみません。
撮っていて「おっ!」と思った1枚。なんか、中判らしさを感じる一枚でした。
こちらもセコールC210mm。結構な距離がありますが、ボケが自然です。
そして、次男君の靴の底に書いてある名前が、実は等倍だと読めてしまうぐらいに解像しています。
続いて鉄道撮影。設定が定まらないまま来てしまい、若干構図が怪しい。
セコールC300mm。F8で撮影。換算240mmなので背景はそれなりにボケています。
等倍で見るとヘッドライトの縁の+ネジも見えてしまうぐらいの解像。恐るべし5000万画素。
こちらもセコールC300mm。趣味で少しだけ露出+。このサイズにすると前面にピントが合ってそうに見えるけれど、実際には少しピント外し。
5000万画素のピント、F8やF11でも思った以上に薄くて、手持ちでジャスピンはかなりきついです。
まぁ、5000万画素での等倍鑑賞なんてマニアックなことしなければ、普通に写真として見れます。
いつもの撮影ポイントにて、こちらもセコールC300mm。
だんだんコツがわかってきたところで、暑くて帰宅(笑)
ということで、GFX50R+マウントアダプター+645レンズ、結構色々使えることが判明。コロナでなかなか外に撮影に行こう!とは思えない日々、すこし手間をかけながら撮影するこの機種で、気分転換してみようと思います。