独自視点でレビュー! Panasonic の 2本の12-60mm。LUMIX G VARIO 12-60mmと、LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm。
みなさんこん○○わ。
いつもマイナーな機材ばかり紹介している私です。
本日は、Panasonicマイクロフォーサーズユーザが一度は迷う、12-60mmが2種類あるけど、どっちにすればいいの!?の、私の感想です。
かたや廉価な12-60mm、かたやLEICA銘の12-60mm。さて、どっちにしましょう。
<ポイント>
・見た目の質感ならLEICA
・使い倒し!雑な扱いなら、LUMIX G
・軽さならLUMIX G
さっそく、いつも通りの作例サンプルとともに紹介。
まずは冬の大阪から。GX8と組み合わせてブラブラ夜スナップ。
大阪駅の広場にて。
イルミネーションと雪だるま。道行く人が結構写真を撮っていました。
GX8+LEICA12-60mmの組み合わせはDualIS対応なので、シャッタースピードをかなり落としても手振れなしで撮れました。
ちなみに60mmF4のボケは、ある程度被写体と離れてしまうとこんなもの。
でもボケは綺麗だし、変な崩れ方をしないのが、LEICAレンズの良いところ。
つづいてこちら。梅田駅。
関東の人は、この茶色い直方体の列車が何本も並んでいる様子は、びっくりすると思います。
この独特の「マルーン色」も、LEICAレンズなら余すことなく映し出します。
つづいて吹雪の中の鉄道。
GX8のDFD、AFCの限界でした。
これ以上ふぶくと、さすがに手前の雪にピントが持って行かれました。
こんな状況でヘッドライトを食らっても、ゴーストなどは発生せず、安心して撮影できました。
あと防塵防滴も、こんな天候の時は安心です。
実際は濡れて壊れても保証は効かない気がするので、8万レンズはドキドキです。
こちらはあえて逆光構図。
さすがにここまで露骨に強い太陽光を食らうと、コントラスト強めには写りません。
しかし変なゴーストも出ず、それなりに撮れてしまうのが、LEICAレンズの良いところ。
ちなみにメタル感のあるGX8とメタルなLEICAレンズは、かなり高級感があり、父兄が多いところにぶら下げていっても、ちょっと優越感に浸れます。
続いてカメラを変えて、G9ProとLEICA。
気のせいか、G9Proのほうが、空の白飛びが少ない気がします。
ちょっと絞ると、隅まできっちり解像。
こちらもG9ProとLEICA。
青空も緑も、羊の暗部も綺麗に写っています。
適度なコントラストで、隅々まで高画質が、LEICAの持ち味でしょうか。
つづいて、ノーマル?のLUMIX G 12-60mmです。
こちらもGX8とともに旅に持ち出しました。
LEICAに比べて、若干色が淡い気がします。
また絞った場合でも、LEICAに比べると若干解像感は劣っている気がします。
その代わり軽い。
旅に持ち出し、鞄の中に無造作に放り込んでおくには、無印12-60mmはもってこいです。
さすがにLEICAレンズを無造作に扱うのは、ちょっと精神衛生上きつい。
つづいて逆光構図。
さすがに弱い印象です。
コントラストもかなり下がります。
逆光を避けて撮ればよいでしょうが、子供のシャッターチャンスは、時として逆光時も訪れます。
こちらは、それなりに撮れていそうですが、木の枝の付近に目立つパープルフリンジが出ております。LEICAレンズの時は気にしたことがなかったので、やはり無印は若干が質が劣っている印象です。
【感想】
やはりLEICAレンズは(パナ製だし日本製じゃないけど)高画質です。
逆光でも安心して使用でき、コントラストも適度に高く、そして周辺まで破綻なく描き出します。
鏡筒も金属製で高級感もあり、お金さえ「倍額」出せるなら、LEICAの12-60mmが買いだと思います。
高いだけのことはあります。
ただ、子供と泥だらけになりながら撮影する、とかの方は、精神衛生上、無印の12-60mmをおすすめします。
くっきりはっきりは撮れないですが、雰囲気を撮るチャンスには強くなります。
LEICA SLレンズみたいなデザインも素敵です。
金属鏡筒で堅牢性も高く、防塵防滴。悪いところなしレンズ。
あえて言うなら、海外製なのに値段はちょっと高め。どうせなら日本製にしてほしかったかも。
パナソニック ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG VARIO-ELMARIT 12-60mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S. H-ES12060
- 出版社/メーカー: パナソニック
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