ムック本 富士フイルム フジノン XF LENS BOOK (Motor Magazine Mook) を買ってみた。

みなさんこん○○わ。

いつもマイナーな機材ばかり紹介している私です。

さて今回は機材と言うよりは、本。ムック本の話です。

沼住人の皆さまも、ムダ、内容はマンネリ、どの機種でもほとんど同じ構成、説明書で事足りる、等思いながらも、結局買ってしまってませんか？

私は、ムック本を買った機種はすぐに下取りに出さずに、しばらく手元に残るという前例がかなりあるので、カメラ貧乏にならないおまじないの一環として、毎回ムック本買ってます。

そして、「あっ、いつもと同じ構成だ」と言って、何度か見ては本棚の肥やしになっています。

さて今回は、カメラ雑誌でもある意味マニアック系（脱線系？）のカメラマン誌から派生したムック本。

レンズに特化した、その名も富士フイルム フジノン XF LENS BOOK。

ちょうど富士フィルムのＸＦレンズと心中する覚悟でフジ沼に入っているので、買ってみました。期待せず。

【個人的なおすすめポイント】

• それなりに多い作例
• 他で見たような構図やモデルではない
• 同一焦点距離レンズ比較の作例集あり
• レンズ別作例だけでなく、シーン別というのもあり
• なぜかGFXとの比較もあり
• あまり忖度していない内容（他社は広告かと見まごうもの多い）

では中身が見えない程度のサンプル写真とともに、細かくコメントを。

表紙。これだけ見ると、「いつものマンネリ風」もしくは「メーカーに忖度したムック」に見えなくもない。ダメもとで買ってみる。

こちらが目次。ここでもメーカー協賛風味が漂う感じ。それなりに最新レンズまで掲載されてそうな気配。なおXCレンズは無かった。

50-230mmとか、名作と思うのだけれども。

目次の後は、しばらく写真家の皆さまの作例が続く。

他誌ではあまり見ない方も多い。内田ユキオさんは、富士フィルムと言えばかならず出ていますけれども。

個人的には、CAPAとかの写真家陣は、写真があまり好きではないので、このメンバーの作例は安心して見れました。

各レンズごとの作例と解説は、それぞれ見開きの2ページずつ。

56mmF1.2で「あえて」ポートレートでないところとか面白い。

また、分かり切ったスペックとかをでかでかと載せている雑誌もあるけれども、評価した人の（主観が入っている）コメントが長いのも、個人的には楽しめる。

カメラとの装着写真があるのもうれしい。

わがままを言えば、レンズフードも装着した写真が見たかったかも。

レンズ別の紹介の後は、シーン別。

こちらはシーンに応じて、複数のレンズで撮り比べ作例あり。

当然風景とかもあります。

そしてカメラマン名物、どっちのレンズショー。

焦点距離が被る（マクロだけは別だけれども）4組のレンズを、実際のボケ具合とか交えながら比較している。

これはどちらを買おうか迷っている人も、楽しい企画と思う。

そしてなぜだか、XシリーズとGFXシリーズの比較まであり。

同じ値段でX-T3と大三元セット買えるとか、リアルすぎる。

ということで、良くある提灯記事と説明書コピペのムック本とは一線を画す、それなりにオリジナリティのあるムック本でした。

純正のXFレンズカタログがかなりシンプルであることと、富士フィルムホームページのレンズ作例があまりサンプルにならないことを踏まえると、この本は楽しめる一冊と思います。

ボーナス時期に合わせて、どれにしようかヨダレを垂らしながら見る日が続きそうです。ふふふ。

▼こちらは「紙版」です。Amazonなら即配達！ 

富士フイルム フジノン XF LENS BOOK (Motor Magazine Mook)

▼こちらは「Kindle版」。タブレット等で見る方はお勧め。私も最近電子版を買う事が多いのですが、この本はトイレしながら見たかった(笑)ので、紙版にしました。 

富士フイルム フジノンXF LENS BOOK (Motor Magazine eMook)

 ▼ちなみに私はこちらも持っていますが、X-T1登場前後のものなので、XF90ｍｍＦ2ぐらいまでしか出ていません。その代わりツァイスの3本が出ています。佐野史郎さんのインタビューも面白かった。

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