今中古で見かけたら買いのレンズ「AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED」を試す!
みなさんこん○○わ。
いつもマイナーな機材ばかり紹介している私です。
さてNikonで200mmぐらいの望遠と言えば、70-200mmズームのF2.8GかE、F4のナノクリを使われている方が多いのではないでしょうか。
もちろん、お金持ちの方は200mmF2をお持ちかもしれませんが。
そんな中、庶民の味方で、かつ「何か光るもの」があるレンズがこれです。
AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED。
絞りリング付きのDレンズ。しかもレンズ内モーター無しなので、使うボディはボディ内モーターが必須です。
でもこのレンズすごいんです。
なにせ単焦点。レンズはたったの6群8枚!もちろんEDレンズ付き。
そして重さも760g!
オマケに(オマケのようなレベルですが)スライドフードを内蔵。
中古価格は有名店でも大体4万円前後。
もちろん新品でもまだ販売しているようですが、新品で売っているという事は、中古で買って壊れてもまだ直せるという事で、安心して買えます。
【ポイント】
- 軽い!
- 抜けが良い
- ボケがいびつにならない
- 望遠単焦点という渋さ
- D600/D610あたりと組み合わせると超コンパクト
ではD3と一緒に鉄道撮影を試してみたので、いつもの通りサンプル写真を。
普段はフルサイズセンサーだとF5.6からF8ぐらいまで絞りますが、ピント面とボケを試したかったのでF3.2~F3.5で撮影。後ろの架線柱なども二線ボケにならず、スッキリしたボケに。ピント面はシャープで浮きたって見えます。
電車程度であればD3の型遅れな3Dトラッキングでも十分追いつけます。
こちらは富士フィルムのプロビアを意識したピクコンにしましたが、少し過剰すぎでした。前面にしっかりとピントが合っており、背景は綺麗にボケています。
下回りの暗めの部分がはっきりくっきり写るのは、さすがフルサイズといったところ。
続いて特急列車も。しっかりとAF-C+3Dトラッキングで追従していますが、私の構図が追従していませんでした。。
それにしても背景が綺麗にボケます。
もう少し抜けの良い構図で撮れば、気持ち良い写真になりそうです。
手前のポイント部も手前ボケが綺麗に。
鉄道がホームに入線するシーンのスナップもこんな感じで。
手前の男性がボケていますが、ぼかしを入れたわけではなく、自然にボケています。
AF180mmは、何モデルか存在していますが、今回は最終型の180mmF2.8Dです。
いぜん180mmF2.8(New)も持っていたことがありますが、シビアな条件でなければ、描写はほとんど変わりませんでした。
ビッグなD3と組み合わせると、かなり小さいレンズに見えます。
70-200F2.8はGもEもかなり大きいので、約200mm付近しか使わない場合は、このレンズもかなりおすすめです。
ちなみにフードを伸長するとこんな感じ。
オマケ程度ですが、斜めからの入射光は防げますので、便利です。
【感想】
以前も180mmF2.8Dとnewを使っていましたが、相変わらず繊細なピント面と、綺麗なボケ味なので撮っていて気持ちよいです。
さらにはコンパクトなので、鞄に入れやすく、70-200を持ち運ぶときのような「今日は頑張るか・・・・」というやる気がなくても大丈夫。
さすがにD3と組み合わせると大きいですが、D600等のコンパクトなフルサイズカメラなら、小さめの鞄でも入るかもしれません。
新品ではまだ10万円近くしますが、中古では4万円程度。
中古店で見かけたら、ぜひ手に取って試してみてください。
きっと買ってしまいます!
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