神レンズSigmaART50mmF1.4と富士フィルムXF35mmF1.4、ついでにXF35mmF2 近接撮影比較!
みなさんこん○○わ。
いつもマイナーな機材ばかり紹介している私です。
さて今回は、誰の参考になるか全くわからない、SigmaArt50mmF1.4と、富士フィルムXF35(F1.4とF2)の「近接撮影」対決です。
どちらも50mm(換算含む)付近のため、もしかすると悩まれている方がいるかもしれませんので、比較してみました。
そもそもなんで比較を考えたかと言うと、本ブログ執筆の際に物撮り「風」に撮影するときがありますが、富士の35mmだと、やや周辺が甘い気がするときがあったので興味を持ちました。
比べたのはこちらのレンズたち。
富士フィルムのXF35と、SigmaのArt50mmF1.4。
カメラはX-Pro2とD810を使用しています。
【ポイント】
- 神レンズと言われるXF35mmF1.4は近接でどこまでフルサイズ勝負になるか
- F2だから隅までクッキリと思いきや・・・
- ART50mmF1.4はでかくて高いから当然完璧か
では早速、「近接撮影」でのサンプルとコメントを。
なお、かなりの近接なので、「物撮り以外はあてはまらない」可能性大です。
ポートレート距離などはまた別途撮ってみようと思っています。
なおX-Pro2とD810を使いましたが、どちらのカメラもAF-S・中央シングルポイント・クリップオンフラッシュ点灯・最低基準iso感度で撮影しています。
が、手持ちで、構図合わせは両方ともライブビューで実施。
三脚は不使用なので厳密な比較ではないですが、それぞれ何枚か撮影し、画像にばらつきが無いことを確認していますので、それなりに参考になると思います。
■まずは開放描写
SIGMA ART50mmF1.4(withD810)
こちらは全体像。
左上と中心部のピクセル等倍。
つづいて、XF35mmF1.4(WithX-Pro2)
こちらは全体像。
左上と中心部のピクセル等倍。
つづいて、XF35mmF2(WithX-Pro2)
こちらは全体像。
左上と中心部のピクセル等倍。
■絞りF4での描写
SIGMA ART50mmF1.4(withD810)
こちらは全体像。
左上と中心部のピクセル等倍。
つづいて、XF35mmF1.4(WithX-Pro2)
こちらは全体像。
左上と中心部のピクセル等倍。
つづいて、XF35mmF2(WithX-Pro2)
こちらは全体像。
左上と中心部のピクセル等倍。
【感想】
やはり、フルサイズD810+SigmaArt50mmは、重くて高いだけあって、開放描写の隅もそこそこに、F4時は画面全体でクッキリハッキリ撮影できています。
3600万画素であることを考えると、APS-Cの2400万画素と同等サイズ鑑賞を前提とすると、確実に画面全域で安定して解像感ある画像となっています。
XFレンズについては、F1.4は中央部の解像は開放でもF4でも十分なものの、開放時の隅の描写はボヤっ・ふわっとしています。
ポートレート撮影においては、むしろこれぐらいのふんわり感が良い感じですが、近接で物撮りする際は注意が必要と思いました。
またF2については、中央描写はいいものの、F2でもF4でも、隅はそこそこです。
特に隅については、F4状態だとXF35mmF1.4が安定している印象でした。
XFの2本については、近接時の四隅に歪曲が感じられ、やはり換算では50mmではあるものの、「実際は35mmなのだな」と感じました。
AFが遅かったり、防塵防滴ではないですが、絞って四隅までくっきり、開放で周辺はふんわり等、色々な用途を考えると、やはりXF35mmF1.4は神レンズかもしれません。
なお、D810+Art50mmの描写は圧倒的ですが、重さやサイズを考えると、X-Pro2+XF35mmF1.4が使いやすいですね。
子連れで散歩の際は、絶対に後者を持ち出します。
そのうちポートレート距離や、風景撮影距離でのサンプルができましたら、本ブログに掲載させていただきます。
▼過去に子供ポートレートでも比較しています
▼XF35mmF1.4の子供ポートレート記事はこちら
▼Art50mmはこちら。
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